Nedim GÜRSEL
Belle et rebelle, ma France
Balcon sur la Méditerranée
Un long été à Istanbul
Le roman du conquérant
Les lapins du commandant
Le dernier Tramway. Nouvelles de l’exil et de l’amour
Paysage littéraire de la Turquie contemporaine. Essais
“Le mouvement perpétuel” d’Aragon. De la révolte dadaÈïste au “Monde réel”
Les Turbans de Venise
Mirages du Sud
Les filles d’Allah
La Turquie. Une idée neuve en Europe
Au pays des poissons captifs. Une enfance turque
Sept Derviches
いつか無くなるものを求めちゃいかんのだよ。
無くなるものは、求めるためではなく、
そいつで遊ぶために、この世にあるんだからな
<セフティ・マッチの金の言葉より>
夢と欲はよく似たり
<セフティ・マッチの金言集より>
たいていの知らなきゃ大変と
思われていることは、
1年後には笑い話としてだけ、
世界に登場するもんだ
<セフティ・マッチの金の言葉より>
パンは笑いをくれないし、
サーカスは腹を
いっぱいにはしてくれないものだ
<セフティ・マッチの金の言葉より>
天やら大地やらをつくったのは
神さまが大工だったからじゃあなかろうて。
<セフティ・マッチの銀の言葉より>
手をつなごうと手をのばす少年と、
その手を握りかえす少女がいたとき、
好きという気持は、まんなかあたりにあるのだよ。
<セフティ・マッチの金の言葉より>
人は、愛し憎むだけでなく、許し許される。
<セフティ・マッチ銀言集
「銀の言葉と狼の言葉」の章より>
時に、”BE”は”DO”である。
<セフティ・マッチ銀言集
「英語などもええど」の章より>
パンのある道には毒蛇がいる。
毒蛇のいる道にはパンがある。
お前さまは、どちらを行くかね?
<セフティ・マッチの金の言葉より>
小便をする恥ずかしさ、
汗かきまぐわう情けなさ、
めしを食らわにゃ腹が減る悲しさを、
あんたは、どうしているかね?
<セフティ・マッチ質問集より>
見えるものより見えないもののほうが、
さわれるものより、さわれないもののほうが、
ちからは強いものなのじゃよ
<セフティ・マッチの金の言葉より>
一本橋でのすれちがい。
誰かと誰かがぶつかって
それぞれほんとのことだけど、
みんながちがうことを言う。
「やめてください。なにするんですか」と
被害者意識の強いネコは叫ぶのさ。
「じゃまするんじゃねぇ」と
威張ったクマは怒鳴るのさ。
「気を付けろよ」と
自信のあるイヌは注意する。
「ごめんなさい」と
ヤギくんちの母ちゃんはあやまっちゃう。
「あ、あ、あーっ」と臆病なリスは、
相手をよけすぎて落っこちたとさ。
<セフティ・マッチ愛唱歌集より>
こころは樹海のようなもんだから、
キツネコガネムシの糞まで落ちている。
<セフティ・マッチ銀言集より>
「よいこととわることでは、
どちらが強いのでしょうか」
三番目の息子がセフティ・マッチにたずねた。
「強いのはわるいことのほうだよ」
笑いながらマッチ氏はこたえた。
怪訝な顔をしている息子たちに向かって、
いたずらっこのような笑みをうかべ、
セフティ・マッチは言葉をつづけた。
「めでたい祝言の席で、
だれもかれもがたのしくやっている。
花嫁と花婿は祝福され、
心から幸せになることを祈ってもらっている。
これは、よいことだな」
「はい」
「そこにとつぜん駆け込んできて、
花嫁と花婿に悪態をつきながら
うんこを投げつけるものがいた。
これはわるいことか」
「はい。わるいことです」
「そうか。そうだな。
そして、そこにいたみんなの思い出は、
うんこまみれになってしまう。
どうだ、わるいことのほうが強いだろう」
「そうは思いません」ひとりの息子がくちごたえした。
「そう思うなら、それでいい」
セフティ・マッチは、また笑いながら言った。
<セフティ・マッチの銀の言葉(別冊)より>
みんなが栗拾いしている時には
キノコを探せ。
<セフティ・マッチ金言集より>
「いっしょにごはんを食べたら、たのしかった」
それでよいではないか。
<セフティ・マッチの銀言集「若き男女へ」の章より>
手をつなぐなら、一度はぎゅっと握るのだ。
一度だけ、とにかくぎゅっと握る必要があるぞ。
ずっとゆるいのも、ずっとぎゅっとも、いかん。
<セフティ・マッチの銀言集「若き男女へ」の章より>
時は金なりだって?
そんなことを、時は認めたかね?
そりゃ、きっと金のたくらんだ考えじゃよ。
<セフティ・マッチの銀言集より>
川を泳ぐ魚には、いずれ食われるものと、
食われないまま死んでいくものとがいる。
食われないほうがいいとも限らない。
<セフティ・マッチの金の言葉より>
人間が生まれたときから、
決まっていることがある。
どんな人間も、最後は死ぬということじゃよ。
人生の最後は、かならず死というハズレくじだ。
どんなお大臣でも、篤実な人でも、
最後にひくのはハズレくじなんだ。
<セフティ・マッチの内緒話より>
おかげで、ことばがあった。
ことばは、おかげとひとつだった。
ことばが、おかげだったんだ。
<ヨハネによる福音書最初の部分・
セフティ・マッチ氏の訳による>
まるで初恋のようだよ
<セフティ・マッチ氏の
つくりかけの歌より>
動物園というところで象を見た。
あっちは、こちらを見ようともしていなかった。
<セフティ・マッチ銀言集「いろんなこと」の章より>
夢のなかでごちそうになっても、
お礼だけは言ったほうがいい。
こんど、夢のなかで会ったときにな。
<セフティ・マッチの金の言葉より>
あなたって、ひとりでいるときに
無口なタイプでしょ
<セフティ・マッチの
偽者が言った口説き文句>
ああ。ああ、自分より、
あなたが好きだ
<「若き日のセフティ・マッチの悩み」より>
生まれたばかりのバッタは、
歩いているものだ。
ある日、なんかあって、飛ぶんだ。
そのなんかが、
うれしいことだとは限らないが。
<セフティ・マッチの金の言葉より>
ものまねをする鳥が、たくさん集まった。
それぞれが、他の鳥が何か言うのを待った。
日が暮れたので、
日の暮れる音をまねした鳥がいた。
あたりは、日暮れの音でうるさいくらいだった。
<セフティ・マッチ銀言集「日暮れの音」より>
地球、だって?
その地の球ころとやらを、あんたは見たのかな?
そいつを見てから、なにかいいことがあったか。
<セフティ・マッチの金の言葉より>
腹が減るとめしを食う。
母親の葬式の日にも、めしを食ったものだ。
その日に食わないものも、
その翌日までくわなかったものも、
その翌々日くらいには、めしを食った。
<セフティ・マッチの金の言葉より>
なんの努力も、しなくていい。
ただ、ともだちをなぐさめるだけでなく、
なにか力になってやりたいと思うなら、
なんにもできないやつのままじゃあな。
<セフティ・マッチ銀言集「若い人」の章より>
あらゆる世界でプロフェッショナルが減少し、
アマチュア相互で技術が交換されていく。
<デンジャー・マッチ『未来の当然』より>
どんな道のりを歩んだって、
どこかにはたどりつく。
はじめに急ぐ者も、あとで走る者も、
ずっと歩いて行く者も、
どこかにはたどりつくもんだ。
<セフティ・マッチ氏の金の言葉より>
水面から、ぽちゃんと飛び上がった瞬間に、
流れ星に当たって気絶した魚がおった。
びっくりしたろうて、流れ星のやつも
<「セフティ・マッチ氏酔談集」より>
人間は生まれた瞬間から必死で仕事するものだ。
顔を真っ赤にして、息がつまるほど、泣き叫ぶ。
生まれたばかりなのに、ご苦労な生き物だ
<「セフティ・マッチ氏の隠れた言葉」より>
海をみたことのない男が、
はじめて海を見て、
なんにも言葉がでなかったとしても、
そりゃ、あたりまえのことだろうて。
<セフティ・マッチ氏の金の言葉より>
競争する馬は、華奢で気が小さくて走るのが速い。
あんたがそういう馬のような人間だとは、
どう見ても思えないんだが。
<「セフティ・マッチ氏との対話」より>
夕暮れから、とつぜん朝になることがある。
夜の間、ずっと眠っていると、そうなるんだ。
そんなことは、よくあることだ。
<セフティ・マッチ氏の銀の言葉より>
昆虫は、たぶん人間を愛したりはしてない。
しかし、ま、これも「たぶん」ってことだ。
<「セフティ・マッチ氏との対話」より>
エジソンとやら、そんなことを言ったのか。
成功は99%の発汗と、1%のひらめきだとな。
運は、どうなるんだ? 運は?
<「セフティ・マッチ氏との対話」より>
会った人と、何も話すことがないときには、
天気の話をすればいい。
晴れた日に「いいお天気ですね」と。
相手も、まさか反論はするまい。
<「セフティ・マッチ氏との対話」より>
同じ日がふたつもみっつもあるわけがない。
昨日も今日も同じだと思っているのなら、
あんたの目は、
世界をまちがって見ているってことだ。
<セフティ・マッチの金の言葉より>
世界は、知らないことと知ってることで
満たされている。
しかし、知ってることのなかに、
『知らないことがある』ということが
含まれていないことが多い
<セフティ・マッチの金の言葉より>
お化けが来るよ、と言うときには、
お化けはその言葉のなかに
潜り込んでいるものなんだ。
<セフティ・マッチの金の言葉より>
あなたの一日は、思っている以上に長い。
あなたの一年は、想像よりもたっぷりしている。
この一日を、この一年を、
かわいがってやりなさい。
<セフティ・マッチの銀の言葉より>